コンビニ弁当

1.食生活の乱れが引き起こす生活習慣病

職場での食生活に関して栄養の偏りなどの問題が多くなっている。
乱れた食生活が引き起こす生活習慣病の増加は、食事の質や摂取量、食べ方のパターンなどが健康に悪影響を与えることに起因している。がん、心血管疾患、糖尿病、高血圧、高コレステロールなどの生活習慣病が年々増加しており、健康な食生活の確立が必要である。

メタボリックシンドローム

2.ダイエットに関する課題

国内でのメタボリックシンドロームの増加は深刻な問題となっている。不健康な食生活や運動不足が主な原因で、生活習慣病の発症リスクが増大しており、この増加は医療費の増大や労働力の生産性低下などを引き起こし、悪影響を及ぼしてしまう。企業は健康促進プログラムの充実や従業員への健康意識向上の啓発が求められ、社会全体での予防策の強化が必要である。

運動不足

3.運動不足

運動不足であると体力や全身持久力が低下し、身体活動量が減少する。身体活動量の減少はさらに体力や全身持久力の低下、筋力や筋持久力の低下も招く恐れがある。
日本では運動不足による死亡者数は、喫煙、高血圧に次ぐ第3位でその数は年間約5万人にも及ぶ。

睡眠不足

4.睡眠不足は従業員のパフォーマンスに悪影響

日本では、就労者の7割が睡眠に課題を抱えており、2018年OECD加盟国の中で睡眠時間の最短を記録した。
更には睡眠障害における経済損失額は年間15兆円(GDPの3%)と推計されている。
一人ひとりが適切な睡眠時間を確保できて、社会全体の睡眠リテラシーの広い普及が必要不可欠。

生理の影響で仕事のパフォーマンスが低下

5.女性特有の課題

生理による仕事のパフォーマンスへの影響について質問したところ、約8割の人が「生理の影響で仕事のパフォーマンスが低下した経験がある」と回答。さらに、パフォーマンス低下を感じた人に、何か対策を講じているか質問したところ、28%が「対策をしており、効果が出ている」、36%が「対策をしているが、それでもパフォーマンスが下がってしまう」、36%が「対策をしていない」と回答。約6割が対策を講じているものの、そのうち半数がそれでもパフォーマンス低下を感じていることが分かった。

ストレス

6.ストレスとメンタルヘルスの問題

仕事をしている10~60代の男女500人に「仕事でストレスを感じることがあるか」質問したところ、「頻繁にある(42.2%)」「たまにある(53.6%)」が合わせて95.8%という結果に。また、労災補償請求件数の推移に関して、精神障害の件数が10年ほどで倍近くとなっている。現代では仕事とストレスは切り離せないものであり、企業には健全な会社運営のため、従業員のメンタルケアが求められている。

風邪

7.免疫力低下の課題

ストレス、冷え、加齢などが免疫力低下の原因となり、結果的には頻繁な病気や健康問題を引き起こし業務の遅れや休職のリスクを増加させる。
特に、風邪や感染症の流行期には従業員全体の業務への影響が顕著となる。